准看護師は今後どうなるの?

准看護師について(廃止の噂)

戦後間もない頃の、看護師が絶対的に不足している状態に対応するために設けられた資格が、准看護師です。

時代も変わり、医学の急速な進歩に伴い、看護師に要求されるスキル等が高まりつつある中、准看護師の存在意義を問う声は少なからずありますが、その必要性を評価する意見も多く、准看護師の資格は存続しています。

日本看護協会は、准看護師制度廃止の立場を取っています。准看護師制度の廃止により、看護師の役割が更に高まり、日本の医療の高度化・充実を促進するというのがその理由です。

准看護師は、医師や看護師の指示により業務を遂行する職務ですが、職場によっては、看護師との業務内容に殆ど差が見られないところも存在します。 にも拘らず、収入の面においては、准看護師は看護師に比べると低いということが問題視されています。准看護師制度を廃止することには、そういった不均衡を是正するという狙いもあるのです。

一方で、日本医師会は准看護師制度の廃止については懐疑的な見方をしています。病院の経営的側面から見た場合、准看護師の果たす役割は小さくありません。

看護師との職務を明確に分けることにより、責任が小さい分、賃金を抑えることができるという点で、准看護師の存在は病院にとって非常に重要なのです。

しかし、近年の医療高度化加速に併せて、看護業務に求められるスキルも高まる中で、准看護師から看護師へのステップアップが重要視されるようになってきています。 2004年の法改正で、准看護師で10年以上の臨床経験がある方は、看護師資格の養成プログラムを通信教育で受講することができるようになりました。

准看護師から看護師になるという流れは、ある種トレンドになりつつあると言ってよいでしょう。そのため、准看護師養成学校の数も徐々に少なくなってきています。 そうはいっても、中学又は高校を卒業後、2年間の教育を受けたあとに試験に合格することにより、医療現場で勤務することが出来る准看護師の人気は根強いものがあります。

決して楽な行程ではありませんが、臨床経験を重ねることより看護師へのキャリアアップも可能です。まだまだ就職については厳しい現代、准看護師という職業は非常に魅力がある職種です。そういった背景もあり、すぐに廃止になるということは考えられないようです。

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